法人登記など


記憶が新しいうちに。

今回は司法書士に外注せずに自分で登記申請をしたわけだが、これがなかなか大変だった。会計ソフトのfreeeの登記サービスを用いたが、どうしてだか印鑑届書だけ電子署名が上手く添付されず、印鑑届書だけは紙面で提出することになった。このゴタゴタがあったせいで法人設立の「スーパーファストトラックオプション」に失敗し、一度登記申請を取り下げたうえで新たに申請しなおしたために、本来であれば一日で終わるはずの登記申請に一週間かかった。なにより酷いのは、15万円もの登録免許税を二重に納付させられたことである。もちろん、取り下げたほうの登記申請にかかる免許税は、しばらく経ってから還付されるのだが、その処理には数か月かかることも珍しくない。なんだかなあ、という気持ちである。

法人設立の登記が完了したら、今度は年金事務所に行かなければならない。税務署への申請はすべてデジタル庁の「法人設立ワンストップサービス」で完了したが、厚生年金と健康保険の手続きは紙面でやることにした。

社会保険の申請をするときに、標準月額報酬を設定するわけだが、これには悩まされた。いくらにすればよいものか。あまり大きくしすぎると、いずれ債務超過になってしまうだろうし、しかし少なくしすぎると法人税の負担が大きくなってしまう。なるほど、これが「意思決定」か、と思った。

同時に、日本の社会保障制度における「二階建て」がよく理解できた。最近、某政党所属議員の国保逃れスキームがプチ炎上していたが、それができてしまうのが日本という国なのである。社会保険の「二階建て」構造は、何らかの意図があってそうなっているのではなく、単なる歴史的な惰性に過ぎない。この制度的構造を温存していると、いつか日本社会はほんとうに分断されてしまうのではないか。

法人を設立すると、銀行で法人口座を作れるようになる。いろいろと悩んだが、ここでは三井住友銀行の「TRUNK」で開設することにした。メガバンクで法人口座を持てるのはありがたい。それに合わせて、個人口座も同行の「Olive」に乗り換えた。同行内では振込手数料がかからないから、運用コストを圧倒的に抑えることができる。個人的に、メガバンクのなかでは緑の銀行の経営戦略が優れていると思う。将来的に、もっと便利になればいいな。

ホームページを作るのも大変である。現在進行形で組み立てているが、自分でゼロから作っているため、なかなか終わらない。おそらく、そう遠くないうちに、人間ではなく生成AIがウェブサイトを見るようになるだろう。人間は、きっと直接的にはウェブサイトを閲覧しなくなっていく。この時代にあって、どのようなホームページを作るべきか。悩ましいところである。

ところで、法人登記などは、卒論の執筆と同時進行でやっていた。午前中は法務局に出かけて、午後は大学図書館で論文を書く、という日もあった。結果的には、これで正解だったと思う。なぜなら、卒論の提出時には法人関係の手続きがほとんど完了していたため、すぐにホームページの作業を始められたからである。卒論についても書きたいことはいろいろあるが、それはまたの機会に。

2026/02/13

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